「慈雨」あがり、桜のバトンリレーは最終コーナーに🌳

昨日の昼過ぎまで、約1日半断続的に降った雨は、この時期の樹木にとって正に「慈雨」となったようだ。

今朝の8時前、晴れ間がさしたので、オフィスの窓を全部開いて、空気の全面入れ替えを行った。

富士見高原の爽やかで澄んだ空気に室内が満たされていくのを実感。

30分もすると、高原の冷涼な空気に満たされて、オフィスの室温は20℃以下にまで低下した。

この時期、朝のオフィスの室温は20℃台前半で安定。窓を全部開け放って森の空気を導き入れたら、室内温は20°を割り込んだ。でも湿度は30%台前半でカラッとしている。ログハウスでは、ジメジメ、ジトジトとはまったくの無縁。樹の家が森と一体化して呼吸していることを実感する。

でも、湿度は30%台前半。本当にサラッとしている。
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私は、どうもベタベタとか、ジトジトとか、要は「粘着性」や「湿度」を感じさせるモノが大嫌いだ。

これは、当然ながら、住む地域、土地、家、人間関係等においても重要な要素であり、何よりも「サラッと感」を好む。

八ヶ岳で物件探しした際に最初にお世話になった不動産屋さんが、自分の庭を見下ろす段々状、または、緩い傾斜地の土地が森の家作りには最適と教えてくれた。さらに日が長く、1日中陽当たりの良い条件が加わればベストとの事だった。元々、西日が大切な事は学んでいたので、物件探しの3つめで現在の土地に巡り会った時は、ほぼ即決した。長男の土地もこの条件を見事に満たしている。
庭のフラットスペースは、手前の旧敷地と奥の新敷地(テニスコート跡)の2階層となっている。テニスコート側が1段低いのだ。
水捌けを懸念していた元テニスコートの土地だが、まったくの杞憂。雨が降ってもすぐにカラカラに乾く。まあ、テニスコートだったんだから当たり前だな…
敷地内に降った雨は、はるか下の財産区林の涸れ沢へと流れて行く。いつもはまったく水の流れはなく、年に数回、大雨の後に細い水の筋が出来る。これが楽しみなのだが、今年はまだ1回もない。
そして、最下層の財産区林の底には、フラットスペースがまた広がる。

そんなフィルターを通した上で選択したのが、「富士見高原」であり「水捌け抜群の敷地(傾斜とフラットスペースの複層構造)」と「2棟のログハウス」、そして「人ではなく樹木に囲まれた仕事環境」なのである。
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8時過ぎから敷地内を散策。

4月下旬から、ソメイヨシノ→ヤマザクラ→ウワミズザクラ→ミヤマザクラと続いてきた桜のバトンリレーも、アンカーである我が家敷地内のミヤマザクラが満開期を過ぎて散り始めていた。

ミヤマザクラの花の美しさは格別だね!

バトンリレーも最終コーナーだ。

第1走者は、我が家の「異形のソメイヨシノ」。この桜だけは、私が植えた樹だ。残りの桜はすべて自生である。
第2走者は財産区林内の「ヤマザクラ」。1番控えめだけど、森の風景に溶け込んで風情がある。
第3走者のウワミズザクラ。ブラシ状の花が本当に美しい。
そして、第4走者の「ミヤマザクラ」。新たに2本の樹が見つかって4本に。ミヤマザクラの標高差リレーも楽しめるのだ。

実は、今回ちょっと嬉しいことがあった。

ミヤマザクラは、我が家の敷地内に1本、財産区林との境界線付近に1本の計2本だとずっと思ってきた。

だが、新たに購入した土地のテニスコート周辺の樹木伐採を終えたら、2本のかなり立派なミヤマザクラがある事に気が付いた。

これまでは、周囲を赤松や唐松に囲まれていてまったく見えなかったのである。これでミヤマザクラは計4本。

今回の八ヶ岳滞在中、すっと観察してきたのだが、鉢巻道路に近い(=標高が低い)側から順番に開花が始まって、その最後が、八ヶ岳本宅東側に自生しているミヤマザクラであった。

うん、これからは「異種の4本の桜」と「4本のミヤマザクラ」のダブルリレーが毎年楽しめるね!

そんな事を考えたら、朝からとっても幸せな気分になれた。
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やっぱり、森林は多様性に富んだ「広葉樹林」が、私は好きだ。

それも、この地に馴染んだ自生種を中心とした「雑木林」が一番だね。

カリンの花は昨日が盛りだったようだ。今朝はかなり花が散っていた。夕方、晴れた時に写真が撮影できて良かったな…
カリンの樹の下では、ヤマツツジが満開期を迎えた。我が家では少数派の「色のある花」を咲かせる樹も途切れ途切れでリレーを続ける。この後は「ヤマボウシ」だ。

今回、敷地内の樹木を唐松、赤松、樹勢の弱った広葉樹を中心に思い切って伐採した。

やっぱり、新緑の時期に白樺の白い樹皮は映えるね。白樺の本数を増やすべく、幼木のレスキュー作戦を遂行中だ。

だが、これは「縄文時代」、この地にあったであろう「食料の供給源ともなる雑木林の再生」を目指すのが大きな目的のひとつなのだ。

イメージ作りのために随分と「井戸尻」に通ったものな…

私が目指すのは、S・E・N・Sな庭作りだけじゃなくて「森作り」も含むのである。

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